日本企業は、米国市場に製品を輸出するとき、製品の価格に製品1つ分の変動費と、輸出のために必要な運送費などを加え、さらに製品1つ分の販売経費と利益を上乗せして価格とします。この輸出製品価格は、運送費や現地での販売経費を足していても、安い日本円と固定費が除外されている影響で、米国製品と比較すると安くなります。さらに、日本製品は、米国の製品と比較しても劣らない品質だったため、米国市場で高い評価を受け、大量に売れました。米国企業は、日本企業による輸出用自動車の米国市場での販売をダンピング(不当な低価格での販売)と呼び、非難していました。
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